チャノミドリヒメヨコバイの密度調査法と被害解析

タイトル チャノミドリヒメヨコバイの密度調査法と被害解析
担当機関 静岡県茶業試験場
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 チャノミドリヒメヨコバイの密度調査には叩き落としが有効であった。新芽への被害は、生育初期の加害の影響が大きく、1葉期初期から芽当たり幼虫1頭の加害を受けると8割程度の減収となった。このことから、新芽生育初期の防除が重要と判断される。
背景・ねらい チャノミドリヒメヨコバイは新芽を加害する重要害虫であるが、現在暦日に沿った薬剤防除が行われている。今後、虫の発生状況に合わせた防除を行うために発生密度を知る方法を検討し、ヨコバイの密度と被害の関係を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 叩き落として捕獲されたヨコバイの捕獲数は、茶株をくん煙して捕獲した虫数、新芽生息幼虫数との間には高い正の相関があり、叩き落とし数から新芽での生息数を推測できる。
  2. 成虫、幼虫とも加害期間が長くなるにつれ、新芽の生育に与える影響は大きく、成虫より幼虫の方が影響が大きい。
  3. 萌芽期~1葉期から摘採時までの幼虫1頭/芽による加害では減収率は8割、2葉期から摘採時までの加害で6割であったが、3~4葉期から摘採時までの加害では2割の減収にとどまった。
成果の活用面・留意点 叩き落としにより、新芽でのヨコバイの生息数が推定できる回帰式は、2~3葉期の頃であり、新芽生育初期での生息数の推定には新たな回帰式が必要である。
図表1 214937-1.gif
図表2 214937-2.gif
図表3 214937-3.gif
カテゴリ 病害虫 害虫 防除 薬剤

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