タイトル | スラリーに対する脱臭資材及び曝気の効果 |
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担当機関 | 栃木県畜産試験場 |
研究期間 | 1995~1996 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1996 |
要約 | 曝気初期に高濃度の硫化水素が発生したが、その後曝気を続けることで硫化水素及び臭気指数は急激に低減した。無機塩類(硫酸鉄)を多く含む資材に硫化水素の発生を低減させる効果が認められた。 |
背景・ねらい | 近年、都市化、混住化が進むにつれ、以前にも増して畜産における環境問題に対して関心が高まっている。特に、悪臭に関する問題が注目され、その対策として各種の微生物等資材が利用されているが、必ずしも効果が判明せず不明な点が多くある。 一方、酪農における自然流下式処理によるふん尿混合物(スラリー)は、散布時に悪臭が発生し、その対策が望まれている。現在のところ散布前に曝気処理をすること、散布後速やかに覆土することなどの対策をしている。そこで、スラリーから発生する臭気の性質と脱臭資材(表1)の効果並びに曝気の効果について検討した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 曝気により、初期に高濃度の硫化水素が発生するが数時間で急激に減少することから、曝気は臭気発生を抑えるのに有効な手段である。微生物資材については、短期的な試験であったためか差が認められなかった。供試資材の1つに硫酸鉄を含むものがあり、これが硫化水素の発生を抑える効果が認められ、曝気とともに有効な手段と思われる。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
カテゴリ | 乳牛 |