加温塩水漬による浅漬製造法

タイトル 加温塩水漬による浅漬製造法
担当機関 埼玉県食品工業試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 塩水を加温し、その中へ野菜を漬込むこと(加温塩水漬)により、その塩水漬期間を従来の1~5日(冷蔵庫)から数十分に短縮する浅漬製造法を開発した。従来の浅漬以外に、シイタケ、サツマイモ、リンゴ等の果菜類の浅漬新製品の製造が可能となった。
背景・ねらい 一般の浅漬は、野菜を塩漬した後、調味液に漬けて出荷される。そこで、浅漬用野菜の塩漬を促進する目的で、野菜酵素の至適温度を利用した漬込みを行うことにより、その塩水漬期間を従来の1~5日(冷蔵庫)から数十分に短縮する浅漬製造法を開発した。
成果の内容・特徴
  1. 野菜を20%塩水中で加温(50℃で20分)した場合、野菜が有する酵素作用により、物性(図1)、歩留り、香り(表2)が良くなった。
  2. 20%塩水中において野菜を50℃で20分漬込むことにより、食塩と温度の効果で菌数が減小し、保存中(10℃で7日間)の生菌数の増加が見られなかった(表1)。
  3. 本法により、シイタケ、サツマイモ、リンゴ等へ漬物らしい歯切れを付与できるので、これら果菜類の新製品製造が可能となった。
成果の活用面・留意点
  1. この製法について特許公開中である。
  2. この製法により製造したものを販売する場合は、埼玉県の「工業試験場に係わる特許権等の実施許諾要領」に基づいて、契約等を行う必要がある。
図表1 215163-1.gif
図表2 215163-2.gif
図表3 215163-3.gif
カテゴリ しいたけ 出荷調整 りんご

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