中生、ダイズモザイク病抵抗性だいず新品種候補系統「東山164号」

タイトル 中生、ダイズモザイク病抵抗性だいず新品種候補系統「東山164号」
担当機関 長野県中信農業試験場
研究期間
研究担当者
発行年度 1996
要約 「だいず東山164号」は、ダイズモザイク病高度抵抗性の中生系統である。障害粒の発生はほとんど無く、大粒・良質で多収である。栽培適地は南東北、北陸、東山及び近畿地域である。
背景・ねらい 昭和59年以降、長野県においてダイズモザイク病の発生が増加したため、感受性の「エンレイ」は褐斑粒を生じて品質が低下し作付けが激減した。そこで、「エンレイ」に代わるダイズモザイク病抵抗性品種の育成が急務であった。昭和62年にダイズモザイク病抵抗性の「ホウレイ」を育成したが、晩播栽培では熟期が「エンレイ」より遅くなる傾向があるのと、味噌加工適性が劣るため、作付け面積は増加しなかった。
「東山164号」は、「ホウレイ」の欠点を改良し、高冷地及び二毛作地帯の大豆作の安定をねらいとして育成した。
成果の内容・特徴
  1. 「東山164号」は昭和58年に長野県中信農業試験場(農林水産省大豆指定試験地)において、「東山124号」(後のホウレイ)を母に、「エンレイ」)を父として人工交配し、選抜・固定を図ってきた系統である。
  2. 形態及び生態的特性は「エンレイ」に似る。
  3. ダイズモザイク病に強く、褐斑粒の発生は無い。
  4. 大粒・良質で多収である。
  5. 煮豆の硬さは「エンレイ」より硬いが、「ホウレイ」より軟らかい。
  6. 豆腐加工適性は「エンレイ」並である。
成果の活用面・留意点
  1. 適地は南東北から北陸、東山及び近畿地域の「エンレイ」栽培地帯である。
  2. ダイズシストセンチュウに弱いので、汚染地域での栽培は避ける。
図表1 215288-1.gif
図表2 215288-2.gif
図表3 215288-3.gif
図表4 215288-4.gif
カテゴリ 加工適性 新品種 大豆 抵抗性 抵抗性品種 二毛作

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