酪農経営指導支援システム(飼養管理編)の開発

タイトル 酪農経営指導支援システム(飼養管理編)の開発
担当機関 栃木県酪農試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1997
要約 酪農家に対する現場指導を効率的、効果的に進めるため、各指導機関の所有している農家情報の相互利用と有効活用をはかる酪農経営指導支援システムを開発した。
背景・ねらい 近年、高性能で安価なパソコンの普及が進み、各指導機関でも現場指導に活用している例が多い。そこで、酪農家に対する現場指導を効率的、効果的に進めるため、各指導機関の所有している農家情報の相互利用と有効活用をはかることを目的に、また、できるだけ多くの利用者が使えることをその基本に、かつ現場指導の活用に十分耐えうる内容となるよう考慮したため、酪農家の指導者ばかりでなく、酪農家での利用も十分可能なものとなる酪農経営指導支援システムを開発した。
成果の内容・特徴
  1. システムの内容は大きく分けて、「今日のチェック牛」フォームと搾乳牛の日常管理および飼料設計の3つの部分からなる。
  2. 「今日のチェック牛」フォームは、「発情」・「種付」・「妊娠鑑定」・「乾乳」・「分娩」・「検診」の6つの入力項目からなり、繁殖管理に関することはこのフォームだけでも処理できる。
  3. 搾乳牛の日常管理は、繁殖および産乳成績のデータの「入力」、入力した登録牛や種雄牛一覧表の「表示」、登録牛間で成績の「比較」、抽出日数等の環境設定を行う「システム」などのフォームからなる。
  4. 飼料設計は、日本標準飼料成分表(中央畜産会1995年版)に掲載された飼料については登録済みであり「飼料給与診断」が即座に行える。また、自給飼料の分析値や新発売の濃厚飼料等の成分値も「新規飼料登録」できるため、より正確に行える。
  5. 継続的に利用することにより、酪農家のデータベースが蓄積され経営指導をより効率的、効果的に進められる。
成果の活用面・留意点 システムはOSにマイクロソフト社製のWindows3.1を、アプリケーションソフトは市販データベースソフト「アクセスVer1.1」を用いて開発しており、ランタイム版で配布しているのでWindows3.1またはWindows95を搭載しているパソコンが必要である。また、7MB以上のハードディスクの空き容量、24MB以上のメモリーも必要となる。
図表1 215385-1.gif
カテゴリ 経営管理 飼育技術 飼料設計 データベース 乳牛 繁殖性改善

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