タイトル |
ギニアグラス、そばと冬作麦との輪作はこんにゃく栽培の土壌消毒剤に代替可能 |
担当機関 |
群馬県農業試験場 |
研究期間 |
1998~1998 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1998 |
要約 |
らい麦-ギニアグラスーらい麦-こんにゃく輪作、小麦-そば-らい麦-こんにゃく輪作により、土壌消毒を行った場合と同等のこんにゃく根腐病発病抑制効果が得られ、球茎収量も遜色がない。
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背景・ねらい |
こんにゃくは近年の規模拡大に伴い、ほとんどが土壌消毒剤を使用しながらの連作を行っている。そこで環境保全型農業推進の見地から、土壌消毒剤無使用条件下において、ギニアグラス等の緑肥作物との輪作によって根腐病の発病を抑制できることを報告した。今回さらにそば、ネギを輪作作物に加え、冬作の麦類作付けと組合わせた場合の土壌病害の発病抑制法を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- 根腐病発病抑制効果はらい麦-ギニアグラスーらい麦-こんにゃく輪作の方が、ギニアグラスーこんにゃく輪作よりも高く、土壌消毒を行った場合と同程度に抑えることができ、収量も増加する。(表2、表3)
- 小麦-そば-らい麦-こんにゃく輪作では、らい麦-ギニアグラスーらい麦-こんにゃく輪作と同程度に根腐病発病抑制効果と増収効果が認められる。(表2、表3)
- ネギーこんにゃく輪作での根腐病発病抑制効果は、ギニアグラスーこんにゃく輪作より劣り、休耕-こんにゃく作付け程度の効果しか認められない。(表2、表3)
- らい麦-ギニアグラスーらい麦-こんにゃく輪作区は根群が下層土まで達しており(図1)、圃場排水性改善により根腐病発病抑制効果が高まったものと考えられる。
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成果の活用面・留意点 |
- 本試験成績は、土壌消毒剤を使用しない場合毎年根腐病発病度で50前後、使用した場合で10前後発病する圃場条件下でのものである。
- 冬作の麦類は十分な生育を確保するため、11月中に播種する必要がある。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
規模拡大
小麦
こんにゃく
そば
土壌消毒
ねぎ
根腐病
排水性
播種
ライ麦
輪作
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