簡易アイスクリーム製造器によるアイスクリーム製造

タイトル 簡易アイスクリーム製造器によるアイスクリーム製造
担当機関 埼玉県畜産センター
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1999
要約 氷重量の10%の食塩を均一に混ぜ、ミックス温度を10℃以下にすることにより、オーバーラン30%台の安定したアイスクリームが30分以内に製造可能である。
背景・ねらい 酪農経営の安定を図るため、自家産牛乳や地域特産農産物等を活用したアイスクリームを製造販売する酪農家が見られるようになってきた。また、新たに取り組もうとする農家(集団)もある。こうした農家への指導や畜産センターが行うふれあい事業に活用するため、簡易アイスクリーム製造器による製造法を検討した。使用機種は、米国RIVAL社製のバッチ式アイスクリームフリーザーで、ミックス容器の容量は3リットル(投入量は最大約1.5リットル)、氷投入量は約5kgである。
成果の内容・特徴
  1. 0℃の業務用氷(1個当たり1g前後)に重量比10%の食塩を均等に混ぜることにより、オーバーラン30%台の安定したアイスクリームが30分以内に製造が可能である。モーターの回転数は、開始時81~83回転/分であったものが、仕上がり時には、40~42回転/分にまで、回転が落ちていた。(表1)
  2. 開始時のミックスの温度は、10℃以下であれば仕上がり時間が30分以内、オーバーランも30%程度と安定したアイスクリームの仕上がりであった。(表2)
成果の活用面・留意点
  1. オーバーラン30%台の安定したアイスクリームの製造が可能であることから、製品の試作に活用できる。
  2. 持運びできることから講習会等多面的な利用ができる。
  3. 氷と食塩が均一になっていない場合は温度の偏りが、大き目の氷を使用すると隙間ができ、十分に温度が低下しない場合があり、柔らかく、オーバーランが高めのアイスクリームとなる。氷と食塩は、10~15回程度に小分けして投入し、大きめの氷は細かく砕き、少量の水を加えると良い。
図表1 216012-1.gif
図表2 216012-2.gif
カテゴリ くり 経営管理 乳牛

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