タイトル |
小麦「つるぴかり」の高品質・安定栽培法 |
担当機関 |
育種課 |
研究期間 |
1999~1999 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2000 |
要約 |
播種適期を守り、播種量0.6~0.8kg/a、基肥窒素量0.7kg/aとし、必ず窒素量0.2 ~0.4kg/aを追肥することにより、「つるぴかり」の高品質・安定栽培ができる。
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背景・ねらい |
麦の民間流通に際し本県では実需の求める高品質早生小麦品種「つるぴかり」を育成し、奨励品種に採用した。また、本県産小麦の蛋白質含量は実需者の求める水準に対して低いことが指摘されている。そこで、「つるぴかり」の高品質安定栽培法を検討する。
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成果の内容・特徴 |
- 11月10日前後の播種で原粒粗蛋白・収量とも高く、粉色も良い(図1、表2)。播種時期が遅くなると原粒粗蛋白はさらに高まるが減収する(図1)。
- 播種量はドリル播きの場合、0.6~0.8kg/aとする。播種量が0.8kg以上では倒伏の危険がある(表1)。
- 基肥窒素量0.7kg/aと追肥窒素量0.2~0.4kg/aの施肥体系で蛋白質含量・収量を安定的に高め(図2)、粉色への影響もない(表2)。
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成果の活用面・留意点 |
- 前橋市の灰色低地土で行った試験であるため、当該栽培地域の気象・土壌条件を考慮する。
- 「つるぴかり」は「農林61号」より千粒重が小さいので、播種機の調量開度を調整する。
- 追肥の施用時期は3月下旬までとする。
- 施肥量は「農林61号」よりやや多めとする。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
小麦
施肥
播種
品種
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