微生物資材を利用した露地野菜栽培では特定の販売ルート確保がポイント

タイトル 微生物資材を利用した露地野菜栽培では特定の販売ルート確保がポイント
担当機関 神奈川県農総研
研究期間 2000~2001
研究担当者 半田 貴
発行年度 2002
要約 EM資材等微生物資材を積極的に導入している神奈川県三浦半島地域の露地野菜作について、その経済性を検討する。その結果、10アール当りの販売金額は調査事例の73%が慣行の水準を越えており、特定の販売ルートの確保により収益の改善に結びつく。
キーワード 微生物資材、露地野菜、経済性評価
背景・ねらい 神奈川県三浦半島地域の露地野菜産地では、微生物資材の導入が積極的に行われているが、その経済性評価は必ずしも十分に行われていない。そこで、微生物資材を経営耕地の一部に積極的に導入している農業者を対象に、経済性の側面から現地で行われている技術について評価する。
成果の内容・特徴 1.
導入資材と導入契機
微生物資材を積極的に導入している6戸の農家を調査した。各農家を特徴できる代表的な資材は、EM(4戸)、FIT(1戸)、ハイブロベスト(1戸)であったが、各農家の工夫で多くの関連資材が使用されていた。各資材の導入契機は、様々であるが、主とし て次の要因が摘出された。(1)ウリ科作物のしおれ症など難防除病害の発生(2)農業従事者の健康保持(3)安全な食物を消費者に供給したいという思い(4)差別化商品としての販売戦略(表1)。
2.
微生物資材導入の経済性
(1)
販売量と販売金額
調査対象農家の作物別10アール当たりの販売量は、調査事例の50%が慣行の水準を越えており、販売金額面でも73%が慣行レベルを超える水準にある(表2)。
(2)
肥料費と病害虫防除費
肥料費は、慣行より高いケースが多いが、農薬費はメロン作を除き化学合成農薬を主体としたB・F農家では慣行並、自然由来の資材を主体としたA・E農家では低廉な経費で防除を行っている(表3)。
3.
微生物資材導入の経済性
微生物資材を導入して栽培された作物は、特定の生協、量販店、専門店、資材関連流通業者等に出荷されるケースが多く、また農協共販の場合でも差別化された商品として販売されている事例も見られる(表1)。
4.
出荷販売先
露地野菜栽培における微生物資材の導入は、低廉な資材を利用することにより防除費の節減につながり、収量も慣行水準程度の確保が可能で、販売金額では特定の販売ルートを確保することによって有利販売が期待でき収益の改善に結びつく。(表1.2.3)。
成果の活用面・留意点 同じEM資材でも販売量が少ない農家も見られ、周辺資材を含めて資材の使用方法、量など技術の標準化が課題である。
図表1 217118-1.gif
図表2 217118-2.gif
図表3 217118-3.gif
カテゴリ 肥料 病害虫 経営管理 出荷調整 農薬 病害虫防除 防除 メロン 野菜栽培

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