界面活性剤を用いたオリーブ切り枝の日持ち性の向上

タイトル 界面活性剤を用いたオリーブ切り枝の日持ち性の向上
担当機関 香川農試
研究期間 2002~2006
研究担当者 村口浩
田中利幸
発行年度 2005
要約 水揚げが悪く切り枝としてほとんど流通していないオリーブについて、界面活性剤を用いて前処理を行うことによって、吸水量が増加し切り枝重の減少が緩やかになる。また、着果切り枝においては果実の萎ちょうを遅らせる効果がある。
キーワード オリーブ、切り枝、界面活性剤、日持ち
背景・ねらい オリーブは香川県の県花・県木であり、小豆島を中心として、果実の収穫を目的に栽培が行われているが、切り枝については水揚げが非常に悪く、特に着果切り枝は果実がすぐに萎ちょうすることから市場流通はほとんどされていない。
近年、オリーブに対する関心が高まっており切り枝に対する要望も増加していることから、切り枝の日持ち性について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 界面活性剤(1,000~10,000倍、4時間以上処理)を前処理液に用いることによって、吸水量が増加し切り枝重の減少が緩やかになる(図1、2)。
  2. 果実肥大期・成熟期に収穫した切り枝では、界面活性剤を用いることによって、着果している果実の萎ちょうを軽減する効果がある。収穫時の気候によって変化するが、9月に処理した場合、収穫後2日間は果実が萎ちょうしない。処理液中の界面活性剤濃度は1,000~10,000倍の範囲でほぼ同等の効果が得られる(図2、3)。
  3. 界面活性剤を含む処理液で連続処理を行っても同様な効果が得られ、収穫後3日間は果実が萎ちょうしない(図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 供試品種は「ミッション」を用い、切り枝収穫後から試験終了まで、全て、十分に日の当たる常温の室内で行った成果である。
  2. 本成果では界面活性剤はポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(商品名:ツイン20、比重1.11、粘度330cSt)を用いたが、中性洗剤でも同様の効果が得られる。
  3. 本成果は果実肥大・成熟期に適用できる。新梢伸長期および発蕾期は葉の萎ちょう症状や花蕾の褐変などの薬害が出やすいので利用できない。
  4. 観光振興の面から、小豆島内のホテル等で生け花に活用している。
図表1 220163-1.jpg
図表2 220163-2.jpg
図表3 220163-3.jpg
カテゴリ オリーブ 品種

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