黒毛和種肥育牛に対するトウフ粕混合飼料給与の効果

タイトル 黒毛和種肥育牛に対するトウフ粕混合飼料給与の効果
担当機関 長崎県畜産試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者 奧透
岡部裕
真崎新一郎
発行年度 1998
要約 黒毛和種肥育牛におけるトウフ粕混合飼料は低コストで嗜好性、増体量に優 れ、特に前期のみ給与した場合、枝肉成績は良好である。長崎県畜産試験場・肉用牛科
背景・ねらい 黒毛和種肥育牛における高品質牛肉の低コスト生産を進めるうえで、トウフ粕等の食品製造粕は低価格で入手でき、栄養価も高いが、給与方法等に検討を要する。このため、トウフ粕を活用した安価な粕類混合飼料を調製し、給与量、給与期間及び肉質等に及ぼす影響を明らかにする。
成果の内容・特徴 同一種雄牛産子の黒毛和種去勢牛17頭を用い、濃厚飼料代替でトウフ粕混合飼料を前期のみ給与区(9ヶ月間)、全期間給与区(18ヶ月間)、対照区に分けて肥育試験を実施した。トウフ粕混合飼料はトウフ粕混合割合が前期で20%、後期10%(DM中)とし、市販濃厚飼料とDM中のTDNがほぼ同一となるよう調製した。
  1. トウフ粕混合飼料の嗜好性は良好で、増体成績についても優れている(表2,図1)。
  2. トウフ粕を利用することにより、飼料費が低減される(表2)。
  3. 肥育前期にトウフ粕混合飼料を給与すると、枝肉成績が優れる(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 非加熱トウフ粕を用いる場合は軟便をすることがあるため、トウフ粕と飼料を混合した後、1ヶ月程度サイロで密封貯蔵後給与する。
図表1 220826-1.gif
図表2 220826-2.gif
図表3 220826-3.gif
図表4 220826-4.gif
カテゴリ 低コスト 肉牛

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