レタスの機械移植と窒素被覆肥料を利用した不耕起連続栽培による省力化

タイトル レタスの機械移植と窒素被覆肥料を利用した不耕起連続栽培による省力化
担当機関 沖縄県農業試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者 比嘉良興
宮平永憲
長嶺由範
宮城信一
比屋根義一
発行年度 1998
要約 レタスのセル成型苗は全自動移植機での移植が可能である。また不耕起連続栽培ではリニア型140日タイプの被覆肥料を用いた2作分の全量基肥施肥が可能でN、P2O5、K2O各3.6kg/aが適する。沖縄県農業試験場・園芸支場・野菜研究室
背景・ねらい レタスは、土地利用型の作目で多大な労力を要し、規模拡大を図るには省力軽作業化が求められている。レタス栽培の資材コストの低減や耕起、畦立て、植付け、施肥等の省力化を図るため、セル成型苗の機械移植利用による不耕起連続栽培技術について確立した。
成果の内容・特徴
  1. レタスの機械移植では1作目の移植適応性が高く、転び苗が少なく手直しを必要としない。不耕起連続栽培の2作目では、機械移植後に若干の手直しが必要であるが、しかし機械移植には支障とならない程度である(表1)。
  2. 被覆肥料2倍施肥の株の地上部重、結球重は慣行より重く、外葉数、葉幅、葉長も優さるか、あるいは同等であり、施肥量として適量である(表2)。
  3. 被覆肥料2倍施肥は1作目、2作目の収量が慣行施肥より若干増収する。不耕起連続栽培の施肥に適し、追肥作業が省略できる(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 対象地域は県外出荷用レタスの指定生産地域である。
  2. 転び苗、浅植え苗等を防ぐため砕土を十分に行い、全自動移植機に適する葉令3~4枚苗を使用する。
  3. 本県ではリニア型180日タイプの被覆肥料では肥効が遅いためリニア型140日タイプを使用する。
図表1 220907-1.gif
図表2 220907-2.gif
図表3 220907-3.gif
カテゴリ 肥料 規模拡大 コスト 栽培技術 出荷調整 省力化 施肥 レタス

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