レタスの機械移植のための少量潅水法

タイトル レタスの機械移植のための少量潅水法
担当機関 農業試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者 長嶺由範
宮城信一
発行年度 1998
要約 移植機の潅水装置を利用したレタスの株元への少量潅水の量は、乾燥畑では株当たり20cc、湿潤畑では1ccでも十分である。
背景・ねらい 本島南部地域では、県内野菜の安定供給、冬春期の温暖な気象条件を生かしたレタス等県外出荷野菜の生産振興が図られており、特に農家の収益性、経営の安定化を目的として、育苗作業の分業、省力化、植付準備作業の機械化による委託が図られている。そこで機械による植付作業の省力化技術を確立するための機械移植時の少量潅水法について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 乾燥畑(pF2.0)の株当たり20cc潅水では定植後3日目で9%の一時萎凋が認められ、湿潤畑(pF1.0前後)の株当たり1cc潅水では一時萎凋株は見られない(表1)。
  2. 一球平均の全重量及び調整重は、乾燥畑(pF2.0)では株当たり20ccが重く、総収量と上物収量も、乾燥畑(pF2.0)では株当たり20ccが高い(表2)。
  3. 湿潤畑(pF1.0)の株当たり1ccでは、一球平均の全重量及び調整重、総収量、上物収量とも慣行区より優る(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 植え付けする前にトレイの底面潅水を十分行う。
  2. レタスの全自動移植機による移植栽培する場合の指針として利用する。
図表1 220910-1.gif
図表2 220910-2.gif
カテゴリ 育苗 乾燥 機械化 経営管理 栽培技術 出荷調整 省力化 レタス

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