ブプレウルムの促成栽培における育苗方法、管理温度及び電照効果

タイトル ブプレウルムの促成栽培における育苗方法、管理温度及び電照効果
担当機関 宮崎県総合農業試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者 郡司定雄
土屋由起子
発行年度 1998
要約 ブプレウルムの高温期の育苗方法として、播種後摂氏15度に7日間おくとその後は9月上旬の高温下でも良く発芽する。定植後の管理夜温は摂氏10度が適当である。電照により開花が早まり、草姿も良くなる。
背景・ねらい ブプレウルムはアレンジ素材として需要があるが、比較的新しい花きのため生育特性が十分明らかにされていない。このため、暖地における促成栽培技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 高温期はセルトレイに播種後摂氏15度に7日間おくとその後は雨よけハウス下でも発芽が良い。育苗ハウスは軽く遮光してできるだけ涼温下で育苗する(図1)。
  2. 定植後の管理夜温は摂氏10度が適当である.管理夜温が高いほど開花は早いが、切り花長が短くなる傾向がある。また、摂氏5度では到花日数が長くなり草姿も良くない(表1)。
  3. 電照による開花促進効果は10月中旬以降に高い。また、電照により草丈が高くなり草姿も良くなる(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 育苗はセル育苗が取り扱いに便利である。播種後30日で本葉2~3枚の定植苗となる。
  2. 電照は定植後15日から発蕾こまで暗期中断法(22:00~2:00)で行う。
  3. 発蕾~開花頃に石灰欠乏と思われる葉先枯れ症状が発生することがあるので、換気や潅水に注意する。同様に灰色かび病に注意する。
図表1 220923-1.gif
図表2 220923-2.gif
図表3 220923-3.gif
カテゴリ 育苗 栽培技術 播種

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