雨よけ栽培キュウリにおけるククメリスカブリダニを用いたアザミウマ類防除

タイトル 雨よけ栽培キュウリにおけるククメリスカブリダニを用いたアザミウマ類防除
担当機関 宮崎県総合農業試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者 阿万暢彦
黒木修一
発行年度 1998
要約 雨よけ栽培キュウリにおいて、定植時にアブラムシ類を対象にピメトロジン粒剤を施用した条件で、アザミウマ類を対象にククメリスカブリダニ(100頭/株)を定植10日後から1週間間隔で3回放飼すると、定植1カ月後までのアザミウマ類に対する防除効果はイミダクロプリド粒剤の定植時処理と同等である。宮崎県総合農業試験場・環境部・害虫科
背景・ねらい 雨よけ栽培のキュウリでは、ミナミキイロアザミウマやミカンキイロアザミウマなどの複数種のアザミウマ類が同時に多発し、またウイルスを媒介するアブラムシの発生も多い。そこで定植時にアブラムシ防除薬剤を処理後、アザミウマ類の捕食天敵ククメリスカブリダニの防除効果を検討する。
成果の内容・特徴
  1. ククメリスカブリダニの3回放飼によるアザミウマ類に対する防除効果は、イミダクロプリド粒剤の定植時処理と定植1カ月後まで同等である(図1)。
  2. ククメリスカブリダニを放飼した区では、イミダクロプリド粒剤処理区、アザミウマ無防除区(ピメトロジン粒剤処理)と比較し、ミナミキイロアザミウマ及びミカンキイロアザミウマが特に増殖しないことから、両種アザミウマを同時に防除できる(図2、図3、図4)。
成果の活用面・留意点
  1. アブラムシ、コナジラミ類防除剤であるピメトロジン粒剤とククメリスカブリダニを組み合わせた体系防除が可能である。
  2. ククメリスカブリダニの放飼によるアザミウマ類の防除期間については更に検討が必要である。
図表1 220958-1.gif
図表2 220958-2.gif
図表3 220958-3.gif
図表4 220958-4.gif
カテゴリ 病害虫 害虫 きゅうり 栽培技術 防除 ミナミキイロアザミウマ 薬剤

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる