ピーマンに寄生するチャノホコリダニの各種薬剤に対する感受性

タイトル ピーマンに寄生するチャノホコリダニの各種薬剤に対する感受性
担当機関 宮崎県総合農業試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者 阿万暢彦
黒木修一
中村正和
発行年度 1998
要約 ピーマンから採取したチャノホコリダニ雌成虫の薬剤感受性を検定した結果、コテツフロアブル、ケルセン乳剤、マイトクリーン、モレスタン水和剤の4剤に高い感受性が認められる。宮崎県総合農業試験場・環境部・害虫科
背景・ねらい チャノホコリダニは、広い寄主範囲を持ち、葉の奇形や芯止まりなどの被害を引き起こす重要害虫である。本虫に対して、予防あるいは被害拡大防止のための薬剤散布が行われているが、効果が不十分な場合もある。また、薬剤感受性についての知見もなく、薬剤の効果不足の原因は不明である。そこで、今後の効率的な防除薬剤の選定のために、寒天ゲル法を用いて感受性の検定を行う。
成果の内容・特徴
  1. 供試した11薬剤のうち8剤は、常用濃度散布で90%以上の高い死虫率を示すが、アファーム乳剤、アーデント乳剤、マラソン乳剤については死虫率60%~70%と効果がやや低い(表1)。
  2. 供試した各薬剤(11薬剤)のLC50値はすべて常用濃度以下である。
  3. コテツフロアブル、ケルセン乳剤、マイトクリーン、モレスタン水和剤の4剤についてはLC95値が常用濃度以下である。
成果の活用面・留意点
  1. チャノホコリダニに対する防除薬剤の選定のための基礎資料とする。
図表1 220976-1.gif
図表2 220976-2.gif
カテゴリ 病害虫 害虫 くり ピーマン 防除 薬剤

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