ブロッコリーの箱詰方法とトラック輸送時の品質変化

タイトル ブロッコリーの箱詰方法とトラック輸送時の品質変化
担当機関 福岡県農業総合試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者 池田浩暢
茨木俊行
発行年度 1998
要約 ブロッコリーの呼吸速度は、箱詰方法(縦詰、横詰)の違いにかかわらず振動によりやや上昇する。呼吸速度は、振動終了後は縦詰、横詰とも約1時間で元のレベルに戻る。トラック輸送の場合でも、箱詰方法の違いがブロッコリーの品質に及ぼす影響は認められない。福岡県農業総合試験場・流通加工部・流通利用研究室
背景・ねらい ブロッコリーは、品質表示のため花蕾部が見えるように縦詰されているが、出荷の省力化を図るため横詰が求められている。縦詰したブロッコリーでは品質に及ぼす振動の影響が極めて少ないことを明らかにしたが(平成9年度成果情報)、さらに省力的な横詰をした場合、振動がブロッコリーの品質に及ぼす影響について明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. ブロッコリーの呼吸速度は、箱詰方法の違いにかかわらず、振動時では静置時に比べ約10%上昇するが、振動停止後は約1時間で振動を開始する以前のレベルまで低下する(図1)。
  2. ブロッコリーを福岡から大阪までトラックで往復輸送した場合、摂氏5度の貯蔵庫内に静置したブロッコリーに比べ、アスコルビン酸含量はやや少なくなるが、箱詰方法の違いが輸送後の外観鮮度や内容成分に及ぼす影響は認められない(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. ブロッコリーの出荷技術の改善に活用する。
  2. ブロッコリーでは箱詰方法の違いによる輸送振動の影響はないが、品質を保持するためには低温輸送する。
図表1 221042-1.gif
図表2 221042-2.gif
カテゴリ 加工 出荷調整 省力化 ブロッコリー 輸送

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