タイトル |
スーダングラスおよびスーダン型ソルガムのロールベール調製技術 |
担当機関 |
大分県畜産試験場 |
研究期間 |
1999~1999 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1999 |
要約 |
スーダングラスHSK-1、ウルトラソルゴーがロールベール調製に適する。また、梱包型式では可変径型が発酵品質良好である。梱包時水分は55~65%で調製すると養分ロスが少なくサイレージ発酵品質も良好である。大分県畜産試験場・草地・放牧経営部
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背景・ねらい |
現在の畜産経営では労働力不足や飼養規模の拡大に伴い、省力的自給飼料生産が課題となっており、本県においてもロールベール体系の導入が進められている。しかしながら、飼料作物の作付け体系として冬イタリアン、夏トウモロコシ・ソルガムが中心であり、夏期にロールベーラが十分に稼働していない。そこで、ロールベーラで調製可能な夏作物としてスーダングラス及びスーダン型ソルガムについて調製方法、品種特性等を検討した。
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成果の内容・特徴 |
- 品種比較試験の結果から、 HSK-1、ウルトラソルゴーは収量性に優れ、また稈の太さや柔軟性からロールベール調製に適する(表1)。
- ロールベーラの梱包型式は可変径型が定径型に比べサイレージ発酵品質が良い(表2)。
- 梱包時の水分含量を55~65%の中・低水分域に調製すると排汁による養分ロスが少なく、発酵品質も良好である(表3、表4)。
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成果の活用面・留意点 |
- 普及対象としてはロールベーラを有し、夏作物の調製にロールベーラを利用していない畜産農家。
- 定径型で梱包する場合、ラップの巻数は2/3重の3回巻以上で発酵品質が良好である。
- 播種量はロールベーラでの梱包のしやすさから10a当たり8kg程度とする。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
経営管理
飼料作物
ソルガム
とうもろこし
播種
品種
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