黒毛和種子牛におけるTMRの給与効果

タイトル 黒毛和種子牛におけるTMRの給与効果
担当機関 沖縄県畜産試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 生後1カ月齢から約3カ月齢までの黒毛和種子牛にTMRを給与すると、分離給与に比べTDN摂取量、DGおよび体高の増加量が優れている。沖縄県畜産試験場・大家畜室
背景・ねらい 平均的な泌乳能力の黒毛和種雌牛に哺育される子牛は、3週齢頃までは正常な発育に必要な全ての栄養素を母乳だけでほぼ充足できるが、その後の泌乳量の減少や子牛の養分要求量の増加に伴い固形飼料の摂取が必要である。また、健全な反芻胃機能の発達を促進するためにも早期より人工乳および粗飼料を摂取させる必要がある。そこで、哺乳期における黒毛和種子牛の発育の向上を目的とし、混合飼料(以下TMR)の給与が飼料摂取量および増体性に及ぼす効果について検討する。
成果の内容・特徴 出生直後に親子分離をした生後31日齢から86日齢の黒毛和種雄子牛6頭を用い、人工乳、バーミューダストローおよびアルファルファ乾草のTMRを給与した3頭をTMR区、分離給与した3頭を分離区とし、飼料摂取量および増体性について比較した。
  1. 平均TDN摂取量はTMR区が1.28kgで、分離区の1.15kgより有意に多かった(図1)。
  2. 平均DGは、TMR区の0.74kgが分離区の0.64kgより有意に多かった(図2)。
  3. 体高の増加量は、Ⅰ期(31~44日齢)を除いてTMR区が分離区より多かった(図3)。
これらのことから、黒毛和種子牛へのTMRの給与は、TDN摂取量、DGおよび体高の増加に有効であることが考えられる。
成果の活用面・留意点 TMRを給与することは、黒毛和種子牛の発育の向上を図るために利用できる。
図表1 221136-1.jpg
図表2 221136-2.jpg
図表3 221136-3.jpg
カテゴリ アルファルファ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる