タイトル |
ブドウ「巨峰」ウイルス無毒樹の芽かきと枝抜き処理が樹体に及ぼす影響 |
担当機関 |
長崎県果樹試験場 |
研究期間 |
1999~1999 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1999 |
要約 |
ブドウ 「巨峰」ウイルス無毒樹に対する萌芽期の芽かきの連年処理は樹体生育や果粒形質を向上させる。6月の枝抜きを連年行うと果粒形質が低下することから、ウイルス無毒樹の樹体管理は芽かき主体で9月枝抜きを補完的に行う。長崎県果樹試験場・落葉果樹科
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背景・ねらい |
ブドウ「巨峰」ウイルス無毒樹は、保毒樹に比べ樹勢が旺盛で、果粒肥大期も新しょう伸長が著しいことから果粒への養分の転流が少なく、果粒肥大が阻害されている。そこで、新しょう葉への養分転流の無駄を少なくするために、萌芽期の芽かきと6月及び9月の枝抜きなどの処理による果粒肥大法、連年処理による樹体への影響を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- 萌芽期の芽かきは、6月、9月枝抜き区や無処理区に比べ萌芽率は高く、新しょう長は長く、果粒は大きく、果皮色は優れ、糖度は高く、酸含量は低い(表3)。
- 6月の枝抜き処理は、無処理に比べ有核果粒率は高いが萌芽率は低く、果粒は小さく、果皮色は劣り、糖度は低く、酸含量は高い(表3)。
- 9月の枝抜き処理は、無処理区に比べ萌芽率、有核果率は高いが、新しょう長、1粒重、果皮色、糖度は同程度である(表3)。
- 枝抜きは強い枝を抜いたため、弱い樹相となったことが、果粒の小玉化、果皮色の低下を招いた一因である(表1)。
- 以上の結果から、6月の枝抜きを連年行うと果実形質が低下することから、ウイルス無毒樹の樹体管理は芽かき主体で9月枝抜きを補完的に行うのがよい。
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成果の活用面・留意点 |
- ブドウ「巨峰」ウイルス無毒樹で活用できる。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
ぶどう
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