カンキツ「不知火」の安定生産のための予備枝設定法

タイトル カンキツ「不知火」の安定生産のための予備枝設定法
担当機関 熊本県農業研究センター
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 カンキツ「不知火」は春季及び夏季に2年生枝を利用した予備枝設定を行うことにより、優れた結果母枝が確保され、安定生産が図られる。熊本県農業研究センター・果樹研究所・常緑果樹部
背景・ねらい 「不知火」は結果樹齢の経過とともに樹勢が弱くなり、優れた結果母枝が少なく隔年結果を起こし易い。そこで有葉花摘蕾、春夏季の切り返しせん定、果梗枝利用による予備枝等の設定により、「不知火」の安定生産に適した結果母枝の確保技術を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 有葉花摘蕾による結果母枝設定は、15cm以上で、翌年に摘蕾枝に着花がみられたが、着花数が少なく新梢の発生数が多くなり、結果母枝として利用は困難であった(図1)。
  2. 春季の2年生枝を利用した予備枝設定は、新梢の発生も多く、優れた結果母枝が確保され、翌年の着花も多かった。(表1)。
  3. 果梗枝を利用した予備枝設定は、2年生枝利用予備枝に比べ翌年の新梢発生数が少なく、着花も少なかった。しかも果梗枝が細いため、発生する新梢が細く、蕾は小さかった(表1)。
  4. 夏期の2年生枝を利用した予備枝設定は、7月上中旬に2年生枝まで春枝を剪除し設定することにより、優れた結果母枝が確保され、安定生産が図られた(図2、表2)。
以上の結果から、「不知火」の安定生産を図るための結果母枝確保技術として、春夏季の2年生枝を利用した予備枝設定法は有効である。
成果の活用面・留意点
  1. 2年生枝を利用した予備枝設定は、着葉春枝の基部まで葉や枝を剪除した予備枝にし、日当たりの良い部位にある斜向枝、又は立枝を利用する。
  2. 発生する新梢は、1節当たり1本に整理して新梢伸長を促す。
  3. 予備枝設定数は、1m3当たり2~3本程度とする。
図表1 221173-1.jpg
図表2 221173-2.jpg
図表3 221173-3.jpg
図表4 221173-4.jpg
カテゴリ その他のかんきつ

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