タイトル |
カンキツ主要品種の結実管理に要する時期別作業時間 |
担当機関 |
長崎県果樹試験場 |
研究期間 |
1998~1999 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1999 |
要約 |
「岩崎早生」は粗摘果時期及び仕上げ摘果時期に,「原口早生」と「橋川温州」は仕上げ摘果時期に最も労力を必要とする。「久能温州」と中晩生カンキツ(「スイートスプリング」,「宮内伊予柑」,「吉田ポンカン」)は収穫時期に最も労力を必要とする。長崎県果樹試験場・常緑果樹科
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背景・ねらい |
カンキツ栽培においては,摘果、収穫の果実管理に多くの労力を要し、時期によっては労力不足を生じている。品種の組み合わせによって結実管理労力の分散と軽減を図るためには,各品種の時期別作業時間及び品種を組み合わせた経営での時期別作業時間を明らかにする必要がある。そこで,場内の温州ミカン(「岩崎早生」,「原口早生」,「橋川温州」,「久能温州」),「スイートスプリング」,「吉田ポンカン」,「宮内伊予柑」の摘果・収穫に要する時間を基に,月別の作業時間を明らかにする。また,極早生温州,早生温州,普通温州,中晩生カンキツを組み合わせた経営における月別労働時間を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- 「岩崎早生」の月別作業時間は,粗摘果及び仕上げ摘果時期の6月~7月及び収穫時期の10月が長い。「原口早生」,「橋川温州」では,仕上げ摘果時期の8月と収穫時期の11月に最も労力を必要とし,着果が多かった年は6月,7月及び9月にも摘果作業に労力を必要とする。「久能温州」は,7月~9月と11,12月の作業時間が大きい。中晩生カンキツでは,摘果時期の 7月と収穫時期の12月に最も労力を必要とする(表1)。
- 極早生温州,早生温州,普通温州,中晩生カンキツを組み合わせた経営を想定し,結実管理労力を試算したところ,収穫時期よりも摘果時期に労力が不足する傾向が見られる(表2)。
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成果の活用面・留意点 |
- 経営面積や自家労力に応じて、カンキツ品種の組み合わせを図る。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
伊予柑
温州みかん
経営管理
収量向上
品種
ぽんかん
その他のかんきつ
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