非破壊選果データによる温州ミカンのシートマルチ栽培果実の糖度向上効果の判定

タイトル 非破壊選果データによる温州ミカンのシートマルチ栽培果実の糖度向上効果の判定
担当機関 熊本県農業研究センター
研究期間 1999~2003
研究担当者
発行年度 1999
要約 温州ミカンの糖度や品質の非破壊選果データと品種や栽培、園地等のデータのリンクとファイル化によって、シートマルチ栽培は露地栽培に比べ、果実の平均糖度が高く、高糖度、高品質の割合も高く、販売単価が上回ることが判定できる。熊本県農業研究センター・企画経営情報部・経営研究室、熊本県農業研究センター・果樹研究所・常緑果樹部
背景・ねらい 近年、温州ミカン産地において非破壊選果機の導入が進んでいる。そこで、非破壊選果機導入地域の選果データと栽培実態調査等から品質保証果実生産の栽培技術指針を作成するため、シートマルチ栽培技術に着目しその有効性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 非破壊選果機を導入した選果場の荷受データ及び選果データ、園地データをリンクさせ、個別のマスターデータファイル化を行う。このことにより、果実品質と栽培条件、販売単価等の多量なデータの処理や比較が可能になる。(図1)
  2. そのうち、シートマルチ栽培に着目すると、極早生、早生、普通温州のどの品種とも露地栽培と比較して、果実の平均糖度が高く、且つ高糖度、高品質の割合も高くなるとともに、販売単価が上回ることがわかる。(表1)
なお、シートマルチ栽培果実は、階級L以上の割合が小さく、小玉果の傾向を示す。(表1)
成果の活用面・留意点 現場では、シートマルチを実施しても糖度向上がみられない圃場があるため、栽培方法や園地条件と糖度、品質等の関係や費用、収益についての検討が必要である。
図表1 221345-1.jpg
図表2 221345-2.jpg
カテゴリ 温州みかん 経営管理 栽培技術 栽培条件 品種

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