イチゴ高設栽培システム「佐賀型」の特徴

タイトル イチゴ高設栽培システム「佐賀型」の特徴
担当機関 2条外なり方式で
研究期間 1999~2000
研究担当者 浦田丈一
石橋泰之
中尾雅明
豆田和浩
発行年度 2000
要約 イチゴ高設栽培システム「佐賀型」は、栽培槽資材にシートを用い、槽幅30cm、深さ15cm、2条外なり方式で、専用架台支柱にC型鋼を連結して栽培槽を支持し、架台の高低差を小さくし、栽培槽底部にはコルゲート管を配置して集排水する構造である。[連絡先]0952-45-2141
背景・ねらい イチゴの高設栽培は、作業環境の快適化、作業姿勢の改善、栽培管理の単純化、収穫期の延長ができることから、近年大きな関心が寄せられ、既に多くの栽培システムが開発され普及している。佐賀県においても、生産性が高く、安定した栽培管理ができる高設栽培システムの開発が望まれている。そこで、既存の高設栽培システムの適応性を検討し、独自の式を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 専用架台支柱を用いるため、組立施工は容易である。
  2. 栽培槽は、資材に遮水性の不織布シートを用い、架台にパッカー等で固定し、幅30cm、深さ15cmとし、栽植様式は2条外なり方式である。
  3. 栽培槽シートと遮根シートの間にコルゲート管を配置し、滞水しないように、架台にはC型鋼を連結して高低差を小さくして集水し排水する(図1)。
  4. 培地内温度は、シート製栽培槽であるため、発泡スチロール製栽培槽より気温の影響を受けやすい(図2)。
  5. 生産性は、発泡スチロール製栽培槽と比べても同程度である(表1)。
  6. 施設費(10a当たり、工事費を除く)は、約310万円で、発泡スチロール製栽培槽の場合より100万円程度安くなる(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 別途据付、配管工事費が約100万円かかる。
  2. 作業の省力化を主眼として経営規模の拡大を図る生産者やイチゴ栽培新規者を対象とする。
図表1 221495-1.jpg
図表2 221495-2.jpg
図表3 221495-3.jpg
図表4 221495-4.jpg
カテゴリ いちご 経営管理 栽培技術 省力化

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