スターチス・シヌアータオリジナル系統の品種特性

タイトル スターチス・シヌアータオリジナル系統の品種特性
担当機関 宮崎県総合農業試験場
研究期間 1999~2000
研究担当者 有水富男
梅木哲也
土屋由起子
郡司定雄
発行年度 2000
要約 現地及び農試のスターチス・シヌアータ実生系品種「ソピア」から早生性で形質の優れる優良個体を収集し、促成栽培適応性及び形質について検定した結果、8系統を優良系統として選抜した。宮崎県総合農業試験場・花き部・栽培科
背景・ねらい スターチス・シヌアータ栄養系品種の市販苗は、供給が不安定であると同時に年により抽だい遅れがある。そこで、年内収量が高く形質の優れた栄養系のオリジナル品種を育成する。
成果の内容・特徴 平成7~8年度に県内農家及び農試栽培ほ場の実生系統「ソピア」より初期収量が高く草姿の優れた株を選抜した。これらの株から組織培養苗を育成し、平成8・9年度に切り花形質、促成栽培適応性を調査し優良な8系統を選抜した。平成11年度に再度能力検定及び現地試験を行い選抜を終了した(表1,表2)。
  1. 選抜した8系統は、早生性で定植後8~20日以内にすべて抽だいする。株当たりの年内収量が5~16本、3月までの収穫本数が19~30本程度で収量性に優れ促成栽培に適する。(表1)。
  2. 「H8-S-K-11」と「H8-S-K-2」は収穫本数・がくの色・切花品質が特に優れ有望である(表1,表2)。
  3. 平成11年度の現地試作の結果では、収量性は現行品種と同等かそれ以上である(データ略)。
成果の活用面・留意点
  1. 灰色低地土の土壌条件で選抜した品種である。
  2. 培養レベルでの低温処理と冷房育苗による促成栽培で能力を発揮する。
  3. 「H8-S-試-1」及び「H8-S-K-12」の系統は早切りすると、水上げが悪いことがあるので、完全にがくが開いた状態で採花を行う。
図表1 221516-1.jpg
図表2 221516-2.jpg
カテゴリ 育苗 栽培技術 スターチス 品種

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