タイトル |
水稲育苗箱利用によるチャのペーパーポット育苗 |
担当機関 |
熊本県農業研究センター |
研究期間 |
2000~2001 |
研究担当者 |
小野亮太郎
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発行年度 |
2000 |
要約 |
水稲育苗箱を利用した深さ5cmのペーパーポットによるチャ苗の生産は、挿し木や定植時の苗運搬作業などの労力軽減が図られ、深さ15cmのポットに劣らない苗が得られる。熊本県農業研究センター・茶業研究所
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背景・ねらい |
チャの育苗技術として、ペーパーポットを用いた方法が普及しつつある。しかし、従来の深さ15cmのペーパーポットを用いた方法は、1コンテナの重量が大きく、挿し木や定植時における運搬などの作業性の面で問題が残されている。そこで、作業労力の軽減を図るため、水稲育苗箱を利用した深さ5cmのペーパーポットによる育苗法について検討を行った。
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成果の内容・特徴 |
- 深さ5cmのペーパーポットは1コンテナの重量が軽いため、挿し木及び定植時の管理における作業性が高い(表1)。
- 水稲育苗箱に深さ5cmのペーパーポットを設置し、挿し木育苗することで、深さ15cmのペーパーポットに劣らないチャ苗を生育させることができる(表2)。
- 今後定植後の活着率、生育について15cmペーパーポット苗との比較検討を行う。
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成果の活用面・留意点 |
- 育苗はビニル被覆で行うが途中で2~3回の潅水が必要である。
- 深さ5cmペーパーポットは土層が浅いため、育苗期間は6月挿しの9月定植、または9月挿しの翌年3月定植で行う。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
育苗
栽培技術
挿し木
水稲
茶
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