摘採時期及び葉位による生葉のNF値の変化

タイトル 摘採時期及び葉位による生葉のNF値の変化
担当機関 熊本県農業研究センター
研究期間 2000~2003
研究担当者 下門久
発行年度 2000
要約 生葉のNF値は摘採時期が遅くなるほど低くなり、また栽培管理及び品種の違いに係わらず、葉位が進むにつれて同じ割合で低くなる。熊本県農業研究センター・茶業研究所
背景・ねらい 近赤外分析法による生葉品質評価の指標として、生葉のNF値(全窒素含量を粗繊維含量で割った値)は有効である。そこで、摘採時期の早晩による生葉のNF値の変化、栽培管理及び品種による葉位別生葉のNF値の変化について検討し、生葉品質評価の基礎資料を得る。
成果の内容・特徴
  1. 摘採時期が遅くなるほど、生葉の全窒素含量は直線的に減少し、粗繊維含量は急激に増加する。そのため、生葉のNF値は摘採時期が遅くなるにつれて大きく低下する(図1)。
  2. 放任茶園(無肥料)、幼木園及び成木園(適正管理園)における葉位別のNF値は、下位葉になるほど低くなり、その低下割合は栽培管理の違いに係わらずほぼ同じである(図2)。
  3. 品種「やぶきた、ほくめい、めいりょく」の葉位別のNF値は、下位葉になるほど低くなり、その低下割合は品種の違いに係わらずほぼ同じである(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 生葉品質評価の基礎資料として活用できる。
  2. 葉位別NF値は、一番茶の一心5葉新芽についての結果である。
図表1 221549-1.jpg
図表2 221549-2.jpg
図表3 221549-3.jpg
カテゴリ 肥料 近赤外分析 栽培技術 品種

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