チャにおける炭疸病抵抗性の品種間差異

タイトル チャにおける炭疸病抵抗性の品種間差異
担当機関 宮崎県総合農業試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 古野鶴吉
長友博文
水田隆史
発行年度 2000
要約 チャ200品種・系統の炭疸病抵抗性を検定評価した。このうち、22品種・系統については全く発病が認められず、育種素材として活用できる。宮崎県総合農業試験場・茶業支場・育種科
背景・ねらい 炭疸病Colletotrichum theae-sinensis(Miyake)Yamamotoはチャの主要病害であり、暖地の茶園で特に発生が多い。抵抗性には品種間差異があり、遺伝性も認められている。そこで、収集、保存中のチャ品種・系統について炭疸病抵抗性を検定評価し、抵抗性品種の育成及び品種導入の資料とする。
成果の内容・特徴
  1. 自然条件下における発生状況と分生胞子の噴霧接種による発病葉数調査から、チャの64品種、136系統の炭疸病抵抗性程度を検定評価した(表1)。
  2. この中には、噴霧接種しても全く発病が認められない品種・系統が43種あり、そのうち抵抗性の階級が8(極強)の22種については、自然発病調査でも病葉が全くみられない。
  3. アッサム系の品種・系統には、炭疸病に強いものが多い。
成果の活用面・留意点
  1. 抵抗性品種育成における交配親の選定、新・改植に当たっての品種の選定、ならびに防除の要否決定に利用できる。
  2. 抵抗性の階級が6~8(やや強~極強)の品種・系統では、炭疸病の多発年においても薬剤防除を必要としない程度に発病が少ない。
図表1 221550-1.jpg
カテゴリ 病害虫 育種 改植 抵抗性 抵抗性品種 品種 防除 薬剤

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