タイトル |
水稲湛水直播栽培におけるカルパー処理時薬剤種子混和処理による初期病害虫防除 |
担当機関 |
水田利用部 |
研究期間 |
2000~2001 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2000 |
要約 |
水稲湛水直播栽培のカルパーコーティング時にカルプロパミド水和剤を100g/種子3kg及びイミダクロプリド水和剤を150g/種子3kg混和することにより葉いもち及びウンカ、ヨコバイ類等初期病害虫防除を省力的に行うことができる。大分県農業技術センター・植物防疫部、水田利用部
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背景・ねらい |
現在、水稲栽培では稚苗移植が主体であり、生育前期の病害虫防除は苗箱施薬により省力かつ効果的に実施されている。近年、低コスト生産による規模拡大の手段として水稲湛水直播栽培の導入が行われている。しかし湛水直播栽培では苗箱施薬による防除が実施できないことからこれに代わる省力的な直播用初期病害虫防除技術が求められている。
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成果の内容・特徴 |
- カルプロパミド水和剤100g/種子3kg及びイミダクロプリド水和剤150g/種子3kgのカルパーコーティング時混和処理は、葉いもち及びウンカ、ヨコバイ類、イネミズゾウムシに対して有効である(図1、図2、図3、図4)。
- 薬剤処理による収量への影響は認められない(表1)。
- 処理方法は、以下の通りに行う(種子3kgに処理する場合)。種子にあらかじめカルパー粉粒剤16を処理量の半分程度コーティングした後、規定量のカルプロパミド水和剤及びイミダクロプリド水和剤を同量のカルパー粉粒剤16と混和したものをコーティングした後、残りのカルパー粉粒剤16をコーティングする。
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成果の活用面・留意点 |
- 農薬登録に向けた基礎資料とする。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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図表5 |
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図表6 |
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カテゴリ |
病害虫
規模拡大
直播栽培
水田
水稲
低コスト
農薬
病害虫防除
防除
薬剤
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