タイトル | 卵巣採材から成熟培養開始時までの未成熟卵子の処理法 |
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担当機関 | 長崎畜試 |
研究期間 | 1994~2003 |
研究担当者 | |
発行年度 | 2001 |
要約 | BSE検査終了までの待機時間を利用して食肉処理場内で卵子を処理することにより、卵巣採材から成熟培養開始時までの時間を短縮できる。また、卵子の輸送にHepes緩衝TCM199を用いることで、従来と変わらない体細胞クローン胚の発生成績が得られる。 |
キーワード | BSE検査、卵子、Hepes緩衝TCM199、体細胞クローン胚 |
背景・ねらい | クローンや体外受精技術に用いるための未成熟卵子の吸引採取は、屠殺後できるだけ短時間(少なくとも5時間以内)に行うこととされている。しかし、国内での牛海綿状脳症(BSE)の発生により、食肉処理場ではBSE全頭検査が始まり、検査が終了するまでは内臓等の場外持ち出しが禁止となった。したがって、卵巣の採材後、検査終了時まで処理場内で待機し、その後、実験室まで卵巣を輸送した場合、採材後の時間の経過とともに卵子の成熟率が低下し、ひいてはクローン胚の発生率も低下することが予想される。このため、卵巣採材後、検査終了までの待機時間を利用して処理場内で卵子を吸引・選別し、これを保温しながら実験室まで輸送した場合の輸送用培地について検討するとともに体細胞クローン胚の発生成績についても従来の方法と比較検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 輸送 |