タイトル |
施設栽培ビワ「長崎早生」のミツバチ授粉による果実肥大促進効果 |
担当機関 |
長崎果樹試 |
研究期間 |
1997~2001 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2001 |
要約 |
ビワ「長崎早生」の施設栽培において、開花期間にミツバチを放飼すると、早期に開花する花の受精が促され、種子数が増え果実肥大が向上する。また、収穫時期が早まる。なお、ミツバチ放飼は果実糖度に影響しない。
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キーワード |
施設栽培、ビワ、長崎早生、ミツバチ、果実肥大、収穫時期
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背景・ねらい |
施設ビワ園で早期に開花する花は、花粉が少ないうえ、昼間の高温で受精が妨げられることから、果実肥大が悪い。果実肥大を促すためには受精率を向上させ、種子数を多くする必要がある。そこで、ミツバチ放飼による授粉促進が果実肥大に及ぼす影響を検討する。
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成果の内容・特徴 |
- 1999年、2000年の調査花房の開花盛期は10月中旬である。収穫時期は1999年が2月中~下旬で、2000年は2月下~3月上旬である。ミツバチの放飼期間は、1999年が9月中旬~11月下旬、2000年が9月上旬~12月上旬の期間である。
- ミツバチ放飼区が対照区に比べて種子数が多く、果実が大きい傾向にある(表1)。
- 1999年、2000年の2ヵ年とも、ミツバチ放飼が果実糖度に及ぼす影響はみられない(表1)。
- ミツバチ放飼区は1回目の収穫で、全収量の61.0%を収穫でき、収穫時期が対照区に比べ前進化する傾向にある(表2)。
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成果の活用面・留意点 |
- ミツバチ放飼期間は、ミツバチの活動を妨げないように農薬の散布に注意する。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
病害虫
施設栽培
農薬
びわ
ミツバチ
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