摘果による生果用パパイヤ果実の商品化率の向上

タイトル 摘果による生果用パパイヤ果実の商品化率の向上
担当機関 沖縄農試
研究期間 1999~2003
研究担当者
発行年度 2001
要約 生果用パパイヤ「サンライズソロ」は、摘果により着果数を1節当たり2果に調整することで、商品化果実収量は変わらず商品化率が向上する。
キーワード パパイヤ、サンライズソロ、摘果、商品化率
背景・ねらい 生果用パパイヤ「サンライズソロ」は、品質および果実の形態が良く市場評価が高い。しかし、その特性として小玉果、奇形果および変形果が多く、商品化率が低い。そこで、摘果を行うことによって収穫果の商品化率向上を目指し、出荷規格内(300g以上、正常果実)の果実を安定的に生産する。
成果の内容・特徴
  1. 商品化率は、摘果により無処理に比べて高まる。また、収量は、無処理に比べ2果着果区では差はないが、1果着果区では減少した(表1)。
  2. 規格別収穫果実数は、2果着果区で商品価値の高いL~3Lが多くなり、無処理では規格外果実が多くなった。また、1果着果区では3L~4Lが多くなった(表2)。
    以上の結果、摘果処理により、商品化率の向上が可能である。また、摘果程度は2果着果が良く、1果着果では商品化果実収量が低く、果実も大きくなる。
成果の活用面・留意点 パパイヤ「サンライズソロ」の摘果を行う場合は、奇形果を中心に荒摘果を行い、仕上げ摘果は、確実に着果が確認される6cm以上肥大後に行う。
図表1 221758-1.jpg
図表2 221758-2.jpg
カテゴリ 出荷調整 パパイヤ

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