タイトル | 若齢期肥育開始によるF1雌の効率的肥育生産技術 |
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担当機関 | 大分畜試 |
研究期間 | 1998~2002 |
研究担当者 |
井上一之 渋谷清忠 平井庸夫 |
発行年度 | 2002 |
要約 | 低コスト飼養を目指すため、生後6か月齢から18ヶ月間の若齢肥育を行うと、生後10カ月齢から開始する慣行法よりも一日当たり増体量、増体重、飼料効率、肉質等が良好であり、低コスト生産が可能である。 |
キーワード | F1、雌、若齢期肥育開始 |
背景・ねらい | 粗飼料多給による低コスト生産を目指すため、生後6か月齢からの若齢期肥育開始による肥育試験を行い、増体、肉質及び低コスト生産の同時追求の飼養管理を検討する。 |
成果の内容・特徴 | 粗飼料多給試験のため、飼料給与方法は試験区、対照区とも前期は目標DGを1.1Kgに設定し、濃厚飼料を日本飼養標準のTDN要求量の60%制限給与。中期は目標DGを1.0Kgに設定し、TDN要求量の80%制限。後期は目標DGを0.9Kgに設定し、TDN要求量の95%の制限給与を行った結果、 1. 肥育全期間の増体重、DGは若齢肥育の方が良好である(表1)。 2. 濃厚飼料の摂取量と飼料効率は若齢肥育の方が良好であり、1頭当たり13,979円安く仕上がり、低コスト生産が可能である(表2、表3)。 3. 枝肉成績は枝肉重量以外、若齢肥育の方が優れる(表4)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 6か月齢からの若齢肥育は、早期の肥育牛の出荷が可能である。 2. 若齢肥育は肥育効率だけでなく枝肉成績も優れていることから、低コスト生産が可能である。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 飼育技術 出荷調整 飼料効率 低コスト |