トマトにおける不耕起かん水施肥栽培可能性

タイトル トマトにおける不耕起かん水施肥栽培可能性
担当機関 化学部
研究期間 2000~2003
研究担当者 奈良絵美
廣末徹
玉井光秀
発行年度 2002
要約 トマトのかん水施肥栽培では、杉皮の施用により土壌物理性が向上し、不耕起栽培が可能になる。
キーワード トマト、杉皮、かん水施肥栽培、不耕起栽培
背景・ねらい かん水施肥栽培では、施肥量低減効果とともに作業全般の効率化、省力化が期待される。そこで、杉皮施用による土壌物理性の改善効果を活用し、不耕起連続畦利用によるかん水施肥栽培をトマトで検討する。
成果の内容・特徴 1.
葉柄汁の硝酸イオン濃度や生育状態を指標にかん水施肥管理を行うと、積算窒素施肥量は慣行の約60%となる(図1、2)。
2.
栽培期間を通して、耕起や杉皮の有無によるトマト葉柄汁の硝酸イオン濃度に差はない(図2)。
3.
総収量、商品果収量、平均果重とも不耕起が耕起を上回る(表1)。
4.
不耕起の栽培終了時の物理性は、杉皮の施用により改善され、孔げき率は耕起より高くなる(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
この成果は、2001年度、不耕起としては1年目のものである。
2.
土壌の理化学性に応じて、かん水量、施肥量を調整する。
3.
2月以降、施肥量を増加しても葉柄汁の硝酸イオン濃度は上がらない。
図表1 222193-1.gif
図表2 222193-2.gif
図表3 222193-3.gif
図表4 222193-4.gif
カテゴリ 省力化 施肥 トマト 不耕起栽培

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