| タイトル | 種子島のサトウキビ栽培地帯に発生する植物寄生性線虫類 |
|---|---|
| 担当機関 | 鹿農試大島 |
| 研究期間 | 2001~2001 |
| 研究担当者 |
鳥越博明 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 種子島のサトウキビを中心とした作物栽培圃場での主要な植物寄生性線虫類の発生は、ネコブセンチュウ類が最も多く、次いでラセンセンチュウ類、ニセフクロセンチュウ、ネグサレセンチュウ類が多い。 |
| キーワード | 種子島、サトウキビ栽培地帯、植物寄生性線虫類、ネコブセンチュウ |
| 背景・ねらい | 種子島地域ではサトウキビを中心として、サツマイモや野菜類との輪作がすすめられている。しかし、この地域ではこれら作物の生育に影響を及ぼす植物寄生性線虫類の発生相は不明であり、輪作体系をすすめる上でもその解明が望まれている。そこで、サトウキビやサツマイモ等の栽培圃場における植物寄生性線虫類の発生相を明らかにする。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 2000年10月種子島1市2町のサトウキビ30圃場、サツマイモ18圃場、サトイモ7圃場、ソルゴー3圃場、ジャガイモ2圃場、ガジュツ2圃場、ソラマメ2圃場、エンドウ1圃場の合計8作物65圃場から土壌を採取し、ベルマン法によって線虫を分離調査した。 2. 65圃場全体から検出された主な植物寄生性線虫類の検出割合は、ネコブセンチュウ類が28.3%と高く、ラセンセンチュウ類27.4%、ニセフクロセンチュウ19.9%、ネグサレセンチュウ類(主にモロコシネグサレセンチュウとミナミネグサレセンチュウ)8.9%、イシュクセンチュウ類3.8%である(図1)。 3. サトウキビ圃場からの検出圃場率は、ラセンセンチュウ類、ネコブセンチュウ類が70%以上、ネグサレセンチュウ類が約50%である(図2)。 4. サツマイモ圃場からの検出圃場率は、ネコブセンチュウ類が90%以上と高く、ラセンセンチュウ類、ニセフクロセンチュウが75%以上を示す。ネコブセンチュウ類の検出数が少ないのは、調査圃場ではシロユタカやシロサツマ等の線虫抵抗性品種が作付けされていたためと考えられる(図3)。 5. サトイモ圃場からの検出圃場率は、ネグサレセンチュウ類が約60%、ネコブセンチュウ類が40%以上、ニセフクロセンチュウが約30%を示す。 6. その他ジャガイモ圃場からはネグサレセンチュウ類、ガジュツ圃場ではネコブセンチュウ類が検出される。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. ネコブセンチュウ類が広く生息しており、サツマイモ等の被害を受けやすい作物を栽培する場合は、線虫抵抗性品種の栽培等の対策が必要である。 2. 線虫の平均検出数(図3)については、季節や作期により変動が見られるため、参考とする。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | さといも さとうきび そらまめ 抵抗性品種 ばれいしょ 輪作 輪作体系 |
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