早生ウンシュウ高畝マルチ栽培における主枝別摘果による樹勢強化

タイトル 早生ウンシュウ高畝マルチ栽培における主枝別摘果による樹勢強化
担当機関 大分柑試
研究期間 2001~2003
研究担当者
発行年度 2003
要約 早生ウンシュウの高畝マルチ栽培では、主枝数の1/2~1/3を6月に全摘果することによって新梢の発生が多くなり、慣行摘果より約20%増収する。
キーワード 早生ウンシュウ、高畝、マルチ、摘果
背景・ねらい 早生ウンシュウの高畝マルチ栽培では、土壌乾燥によって樹体に水分ストレスがかかりやすいため、糖度の高い果実を生産し易い。しかし、連年結実させると樹勢が低下しやすく、収量が減少する。そこで、連年結実させながら、樹勢を維持強化するための結実管理法を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 連年高畝マルチ栽培で樹勢が低下した園では、間引き摘果(慣行)すると新梢の発生が少ない。樹冠上部摘果も樹冠下部の着果負担が大きいと新梢の発生が少ない。しかし、主枝数の1/2~1/3を早期に全摘果すると、新梢の発生が多くなり、樹勢が強くなる(表1)。
  2. 収量は処理1年目は減少するが、葉数が増加すると回復する(表2)。
  3. 早期摘果すると十分に果実が肥大し、果実品質も間引き摘果と差がない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 高畝マルチ栽培で樹勢が低下し、新梢の発生の少ない園地で活用できる。
  2. 土壌の過乾燥を防止し、良質な有機物を十分に施用し、細根の発生を促す。
  3. 夏枝はミカンハモグリガ等害虫防除を徹底する。
図表1 222445-1.jpg
図表2 222445-2.jpg
カテゴリ 病害虫 害虫 乾燥 収量向上 防除

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