エテホン散布によるカンキツ「天草」の着色促進

タイトル エテホン散布によるカンキツ「天草」の着色促進
担当機関 沖縄農試
研究期間 2001~2003
研究担当者
発行年度 2003
要約 カンキツ「天草」において、10月下旬(果皮の着色歩合8分以上)に、エテホン1000倍にギ酸カルシウム200倍液を混用して立木全面散布することにより、品質を低下させずに、着色を促進させられる。
キーワード カンキツ、「天草」、エテホン、果皮色
背景・ねらい 沖縄県における「天草」の果皮色は、着色期の気温が高いため、着色が悪く、黄橙色の果皮色になりやすい。そこで、より果皮色の良い果実を生産するため、エテホンの処理による果皮色の向上について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 果皮が8分以上着色した時期のエテホン1000倍液(100ppm)およびギ酸カルシウム200倍液の混用散布により、果皮のa*値が増加し着色が向上する(図1、図2)。
  2. 果実品質については、糖度および酸度に無処理区との差は見られなかった(表1)。
  3. 果梗部亀裂については、エテホン区でやや高い傾向が見られた(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 冬季気候の温暖な南西諸島地域の露地栽培「天草」に活用できる。
  2. ギ酸カルシウム200倍液を混用しないと、健全葉の落葉が生じやすいので注意する。
  3. かいよう病に罹病した葉が多い場合や樹勢の低下した樹では、ギ酸カルシウム200倍希釈液を加用しても落葉する可能性があるので注意する。
図表1 222467-1.jpg
図表2 222467-2.jpg
図表3 222467-3.jpg
カテゴリ 着色促進 その他のかんきつ

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