ソラマメの露地栽培に適した品種と整枝方法

タイトル ソラマメの露地栽培に適した品種と整枝方法
担当機関 熊本農研セ
研究期間 1999~2001
研究担当者
発行年度 2003
要約 露地栽培におけるソラマメの品種は、「陵西一寸」、「ハウス陵西」、「唐比の春」が3粒莢以上の商品価値の高い莢の発生比率が高く、収量が多いので有望である。3本仕立て1条誘引の整枝においては、1茎当たり12莢着莢させ、その上部に4葉残して摘芯すると品質の高い莢を多く収穫することができる。
キーワード ソラマメ、露地栽培、品種、整枝方法
背景・ねらい ソラマメは玉名、八代地域で導入され、産地化が図られているが、本県の水田平坦地域の露地栽培に適する品種や省力的栽培方法等不明な点があり、これらを明らかにする必要がある。
そこで、優良品種の選定及び整枝方法について検討を行い、栽培技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 「陵西一寸」、「ハウス陵西」、「唐比の春」は収量が多く、商品価値の高い3粒莢以上の莢の発生比率も高く有望である(表1)。
  2. 摘芯は、最上部の莢の着生を確認した後に実施する。最上部の莢より上の葉数を多く残して摘芯すると収量は増加する(図1)。
  3. 3本仕立て1条誘引における整枝は、着莢を確認した後、幼莢の時期に1節1莢着生となるように摘莢を行い、1茎当たり12莢着莢させる。その上部に4葉残して摘芯することで品質の高い莢を多く収穫することができる(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 本作型における収穫時期は、4月下旬から5月中旬である。
  2. 低節位からの花芽着生を促進するため、催芽した後、10月中旬から11月上旬までの時期に処理温度摂氏3度で25~30日間の低温処理を実施する。
図表1 222486-1.jpg
図表2 222486-2.jpg
図表3 222486-3.jpg
カテゴリ 栽培技術 水田 そらまめ 品種

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