暑熱時における廃シロップ添加による乳牛の採食性改善効果

タイトル 暑熱時における廃シロップ添加による乳牛の採食性改善効果
担当機関 長崎畜試
研究期間 2003~2003
研究担当者
発行年度 2004
要約 乳牛の採食量が減少する暑熱時に、TMR給与量の5.5%の廃シロップを添加することにより、採食量減少を緩和でき、1日に必要なTDN要求量を充足できる。
キーワード シロップ、乳用牛、暑熱、嗜好性
背景・ねらい 長崎県内の大規模缶詰工場から製造副産物として1日最大で40tもの廃シロップが排出され、処理業者に引き取られている。これらの廃シロップには多くの糖分が含まれており、乳牛用飼料として嗜好性の向上効果が期待される。特に夏場には環境温度の上昇による採食量および乳量減少が課題であり、暑熱対策としてこれらの廃シロップをTMRへトップドレス給与した場合の採食量等に及ぼす効果を調査する。
成果の内容・特徴
  1. 試験期間中の乾物摂取量、乳量、乳成分に差は認められなかった(表2)。
  2. 暑熱期において泌乳牛に給与するTMRに廃シロップをトップドレス給与すると、牛舎内平均気温が摂氏25.5度以上となるような場合、乾物摂取量の減退が緩和され、TDN充足率の低下を防止できる(図1、図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 暑熱時における乳用牛の採食量維持に利用できる。
  2. 廃シロップは液状でハンドリングが悪く腐敗しやすいため、簡易な輸送法および保存法を検討する必要がある。
図表1 222707-1.jpg
図表2 222707-2.jpg
図表3 222707-3.jpg
図表4 222707-4.jpg
カテゴリ 乳牛 輸送

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