タイトル |
ヒリュウ台ウンシュウミカンの早期樹冠拡大のための結果開始時期 |
担当機関 |
福岡農総試 |
研究期間 |
1999~2003 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2004 |
要約 |
ヒリュウ台ウンシュウミカン「大津四号」の1年生苗を定植後3年目から結果させると樹冠拡大が著しく抑制されて果実品質も劣るのに対し、定植後4年目以降から結果させると早期に樹冠の拡大が図れる。
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キーワード |
ウンシュウミカン、大津四号、台木、ヒリュウ、結果開始時期、樹冠拡大
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背景・ねらい |
ウンシュウミカンのわい性台木ヒリュウは、従来のカラタチ台木に比べて省力化と高品質化が同時に図れる台木として本県でも導入が進められている。しかし、ヒリュウ台を用いた場合、早くから結果させると初期の生育が抑制されやすく、生産性向上のためには未結果期間の幼木時にできるだけ樹冠の拡大を図った後に結果させることが重要である。そこで、ヒリュウ台「大津四号」について、定植後から結果開始までの年数が幼木の樹冠拡大や収量、果実品質に及ぼす影響を調査し、早期成園化のための技術確立を行う。
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成果の内容・特徴 |
- ヒリュウ台「大津四号」の1年生苗を定植後3年目から結果させると樹冠拡大が著しく抑制されるのに対して、定植後4~5年目から結果させた場合は、5年目に樹高が180~200cmに到達して早期に樹冠拡大が図れる(図1)。
- 定植後6年目までの1樹当たり収量の累計は、3~4年目の結果開始に比べて5年目から結果開始させた方が少なくなる。また、樹冠容積当たり収量は3年目から結果させた場合が多くなる(図2、一部データ略)。
- 定植後3年目から結果させると果実品質の年次変動が大きく、果皮の着色が劣り、糖度も低く、結果初期の果実品質が劣りやすい(表1)。
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成果の活用面・留意点 |
- ヒリュウ台ウンシュウミカンの幼木時の管理技術として活用できる。
- 苗定植後から3年目までは全摘らい、全摘果を行ってできるだけ樹冠の拡大を図り、樹高180~200cmを目安に4年目以降から結果を開始する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
温州みかん
管理技術
栽培技術
省力化
早期成園化
台木
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