パプリカの早熟栽培におけるセル成型苗直接定植

タイトル パプリカの早熟栽培におけるセル成型苗直接定植
担当機関 福岡農総試
研究期間 2001~2003
研究担当者
発行年度 2004
要約 12月下旬播種のパプリカのセル成型苗を2月下旬に本圃に直接定植すれば、ポット苗を利用する慣行栽培より収量が増加する。
キーワード パプリカ、早熟栽培、セル成型苗
背景・ねらい パプリカの早熟栽培で、収量を高めるためには、優良品種「フィエスタ(黄色)」あるいは「スペシャル(赤色)」を選定し、主枝本数を800~1000本/a程度にする必要がある。しかし、定植株数が多いため育苗に労力がかかる。
そこで、育苗の省力化を目的にセル成型苗の直接定植方法を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 12月下旬播種のパプリカ「フィエスタ」のセル成型苗(セル数30)を2月下旬に直接定植すれば、ポット苗を4月上旬に定植する慣行栽培法より多収となる。月別の収量では、6月、7月の収量割合が高くなる(表1、図1)。
  2. 1月中旬播種のセル成型苗の直接定植においても、12月下旬播種と同程度の商品果重が得られるが、A品重、1果重はおとり、不良果の発生が多い。(表1)
  3. 慣行栽培と同じ2月上旬播種のセル成型苗の場合は、商品果重、A品重が慣行栽培よりやや劣る(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 2月下旬定植のため、定植2週間前にマルチを張り地温の確保に努める。また、定植後も2重カーテンやトンネル被覆により保温を行う。
図表1 222759-1.jpg
図表2 222759-2.jpg
カテゴリ 育苗 栽培技術 省力化 播種 ピーマン 品種

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