タイトル |
デルフィニウム・エラータム系の11月出荷作型の育苗に適した育苗容器 |
担当機関 |
宮崎総農試 |
研究期間 |
2001~2003 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2004 |
要約 |
11月出荷作型における育苗容器に6cm深ポリポット、7.5cm深ポリポットを用いた場合、7.5cmポリポットとほとんど差のない切り花が得られるが、コスト面から6.5cm深ポリポット、7.5cmポリポットが適する。
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キーワード |
デルフィニウム、エラータム系、育苗容器
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背景・ねらい |
デルフィニウムの11月出荷作型では気温の高い9月に定植するので小さい苗では切り花が貧弱になるため、100日程度育苗した栄養生長量の充分な良苗の確保が必要である。しかしながら、大きい育苗容器を用いると広い育苗面積が必要となり、現状の育苗施設では供給できる苗数が制限される。一方、現状では育苗容器が特に決まっておらず、9月に定植できる良苗が供給されているとは言い難い。そこで、9月定植に充分な苗が育成できる育苗容器について検討する。
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成果の内容・特徴 |
- 定植時展開本葉数は育苗容器が大きいほど多くなる傾向があり、7.5cm深ポリポットが最も多い。(表1)。
- 抽だい時の展開本葉数は定植時葉数をそのまま反映し、育苗容器が大きいほど多くなる(表1)。
- 平均抽だい、開花日は育苗容器の違いによる差はない(表1)。
- 切り花長は育苗容器が大きいほど高くなるが、6cm深ポリポットでも充分な品質が確保出来る(表2)。
- 出荷規格別をL以上の高規格の比率で見ると、育苗容器の違いによる差は無い(表3)。
- ポリポットと用土にかかるコストから、6cm深ポリポット、7.5cmポリポットが有効である。
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成果の活用面・留意点 |
- 宮崎農試F1品種「レグルス」を供試した試験結果である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
育苗
コスト
栽培技術
出荷調整
デルフィニウム
品種
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