タイトル |
沖縄における低コスト生産可能なデンファレ品種 |
担当機関 |
沖縄農試 |
研究期間 |
2000~2003 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2004 |
要約 |
「ユニワイミスト」と「ユニワイスプリーム」は沖縄の気象条件に適応し、パイプハウスでの冬季雨よけ、無加温などの低コスト生産が可能であり、生産性の高いデンファレ有望品種である。
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キーワード |
「ユニワイミスト」、「ユニワイスプリーム」、デンファレ
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背景・ねらい |
デンファレは高温性の洋ランで自然開花期が夏秋期であるため、一般的には鉄骨ハウスで栽培され、収量・品質向上のために冬期加温が行われている。しかし、経済の低迷とタイなど東南アジアからの輸入量増加により市場単価は低下傾向にある。その為、生産農家の経営は厳しい状況にあり、パイプハウスでの無加温栽培が可能な低コスト・多収性品種の選定を行う。
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成果の内容・特徴 |
- 選抜品種の特性(表1、図1)
1)「ユニワイミスト」 バルブの発生、伸長は旺盛である。商品化収量はa当たり5,881本と多く、生産性が高い。花色は白であり、切り花長は60cm、花数が17.5輪でLサイズである。 2)「ユニワイスプリーム」 バルブの発生、伸長は旺盛である。商品化収量はa当たり5,157本と多く、標準品種のプラモットの約2.2倍の生産性である。花色は淡いピンクでほのかな香りがする。切り花長は58cm、花数が18.3輪でLサイズである。
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成果の活用面・留意点 |
- 「ユニワイミスト」はシンビジウムモザイクウイルスの病徴がでやすいので、収穫ハサミは他の品種と区分し、収穫前には必ずハサミを消毒するなど、その対策に留意する。
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図表1 |
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図表2 |
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カテゴリ |
経営管理
シンビジウム
多収性
低コスト
品種
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