タイトル |
紫複色のスイートピー新品種「式部」 |
担当機関 |
宮崎総農試 |
研究期間 |
2004~2008 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2005 |
要約 |
旗弁が暗紫赤、翼弁が明紫色の春咲き系のスイートピー「式部」を育成した。
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キーワード |
スイートピー、「式部」、品種育成
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背景・ねらい |
宮崎県では、冬季の豊富な日照条件を生かしたスイートピーの生産が盛んに行われている。産地は消費地から多彩な品揃えを求められており、産地のオリジナル品種の開発が強く望まれている。今回、本県の気象条件に適した新品種の育成を行った。
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成果の内容・特徴 |
- 育成経過
1998年春に春咲き系品種「アーリーサーモンピンク」(花色:鮮ピンク)と冬咲き系品種「ミセスダグラスマッカーサー」(花色:鮮ピンク)の組み合わせで交配を行った。その後F3において分離した系統の中から旗弁と翼弁の色が異なる濃赤味紫色の系統を選抜、更に自殖、選抜を繰り返し2002年にF5で固定した。その後現地での適応試験を行い、有望と認められたので育成を完了した。スイートピーの新品種「式部」を育成した。
- 品種の特性は以下のとおりである。
1)草型は高性で、草丈は高である。 2)茎のアントシアン発現はない。節間長はやや長である。葉柄着生部に色はある。 3)花の着生密度は中で、花の向きは斜上、花形はウェーブである。 4)花径はやや大。花弁に斑紋はなく、旗弁は暗紫赤(JHSチャート9710)、翼弁は明紫(JHSチャート8604)である。 5)花柄は太さ・長さとも中である。 6)1花房当たりの花数は4~5輪で、花の香りは中である。 7)開花習性は春咲き性である。 8)促成栽培では35日程度の種子冷蔵処理を行い、9月10日に播種すると10月中旬に発蕾し、11月から収穫可能となる。3月までの株当たり切花本数は約30本である。
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成果の活用面・留意点 |
- 開花初期は若干切花長が短い傾向がある。
- 「ステラ」と同程度の潅水量を必要とする。
- 最適な種子冷蔵期間は5週間である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
新品種
播種
品種
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