タイトル |
施設栽培紫系パッションフルーツに対する系統3の他家受粉による安定生産 |
担当機関 |
沖縄農研 |
研究期間 |
2003~2005 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2006 |
要約 |
施設栽培における紫系パッションフルーツの生産は、系統3を受粉することで天候に左右されることなく結実率が高まり安定する。
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キーワード |
パッションフルーツ、紫系、他家受粉
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背景・ねらい |
紫系パッションフルーツは自家受粉で結実するが、曇天や雨天等では結実率が極端に低下する。特に沖縄県において、パッションフルーツの夏実生産の開花期間である冬期から春にかけて天候不順日が多いため、結実率が低下し、収量低下の要因になっている。そこで、他家受粉による結実安定法を検討する。
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成果の内容・特徴 |
- 紫系パッションフルーツの自家受粉は、晴天日の受粉では結実率は高いが、曇天、雨天日には著しく低下する(表1、表2、表3、表4)。
- 系統1,2の受粉は、受粉日により結実率が不安定である。系統3の受粉は、曇天、雨天等のいずれの天候にも左右されることなく結実が安定する(表1、表2、表3、表4)。
- 系統3の花粉の受粉により、商品価値の高い出荷規格でM以上の果実が生産される(表5)。
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成果の活用面・留意点 |
- 紫系パッションフルーツの施設栽培では受粉樹を確保する必要がある。
- 栽培管理は沖縄県の栽培指針にもとづいて行う。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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図表5 |
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カテゴリ |
栽培技術
施設栽培
出荷調整
受粉
パッションフルーツ
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