タイトル |
秋ギク「神馬」の夜温別再電照開始適期 |
担当機関 |
宮崎県総合農業試験場 |
研究期間 |
2003~2005 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2006 |
要約 |
秋ギク「神馬」の夜温別の再電照開始適期は総苞りん片形成後期を再電照適期とした場合、夜温18℃では消灯13日後、15℃では14日後、13℃では消灯16日後、10℃では消灯17日後が適期である。
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キーワード |
秋ギク、神馬、再電照
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背景・ねらい |
秋ギク「神馬」は開花遅延しない温度管理を行うと、消灯後は比較的低い夜温管理でも花芽分化・発達する。しかし、消灯後の夜温別花芽分化・発達過程は明らかにされていない。そこで、消灯後の夜温別花芽分化・発達過程を調査し、管理夜温別の再電照開始適期を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- 再電照開始適期を総苞りん片形成後期とした場合、その時期は夜温18℃では消灯13日後、15℃では14日後、13℃では消灯16日後、10℃では消灯17日後である(表1)。
- 消灯後の夜温が低いほど開花は遅れるが、夜温13℃以上では開花揃いはよい。また、消灯後の草丈は夜温が低いほど長いが、その他の切り花形質は夜温の違いによる大きな差は見られない(表2)。
- 夜温10℃区では消灯後すぐには花芽分化に移行しない。
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成果の活用面・留意点 |
- 「神馬66」(宮崎県選抜優良系統)を用いた結果である。
- 「神馬」は系統によって花芽分化・発達速度が大きく異なり、特に低温開花性を有した系統では「神馬66」より花芽分化が早いので注意する。
- 温度や日照量によって花芽の分化・発達は変化することから、再電照開開始に当たっては花芽検鏡後に判断すること。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
馬
温度管理
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