タイトル | 気候温暖化によるウンシュウミカンの品質低下の品種間差 |
---|---|
担当機関 | 福岡農総試 |
研究期間 | 1980~2007 |
研究担当者 | |
発行年度 | 2007 |
要約 | 近年の気温上昇により、ウンシュウミカンでは開花期が早まって、収穫期にはクエン酸含量が少なくなる。早生、普通ウンシュウは甘味比が上昇するのに対して、極早生ウンシュウは秋季の高温により糖度が低くなる傾向があり、着色は遅れ、果実品質が低下しやすい。 |
キーワード | 気温上昇、ウンシュウミカン、開花期、糖度、クエン酸含量、甘味比 |
背景・ねらい | 気候温暖化が農業に及ぼす影響に関しては多くの予想がなされているが、永年性の果樹栽培においては作期の調整や品種更新が容易に行えず、特に問題が大きい。ウンシュウミカンにおいても近年、着色遅延や糖度低下など種々の問題が発生している。このような果実品質の低下と温暖化との関係についてはいくつかの報告がなされているが、温暖化による生育の変化については地域による違いがみられる。 そこで、極早生(`山川早生'、`日南1号')、早生(`興津早生')、普通(`青島温州')のウンシュウミカンについて、場内果樹ほ場で20年間(1986~2005年)調査したデータを基に、近年の気温上昇が福岡県のウンシュウミカンの果実品質に及ぼす影響を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 温州みかん 品種 |