タイトル |
トルコギキョウの吸水種子の低温処理を利用した秋出し栽培における優良品種 |
担当機関 |
大分農林水産研花き |
研究期間 |
2005~2006 |
研究担当者 |
|
発行年度 |
2007 |
要約 |
吸水種子の低温処理を利用した7月定植-10月出荷作型においては、「つくしの雪」「パレオピンク」等11品種が優良品種である。
|
キーワード |
トルコギキョウ、品種比較、吸水種子の低温処理
|
背景・ねらい |
大分県のトルコギキョウ産地では主に早生品種を用いた二度切り栽培が主要な作型であるが、一番花では育苗時の高温によるロゼット株の発生や切り花のボリューム不足、二番花では病害による収量の低下や開花期の遅れなどの問題があり栽培の難度が高い。そこで、一度切りの作型を2作組み合わせた年2作連続栽培技術(7月定植-10月出荷、11月定植-4月出荷)を確立するため、低コストで省力的なロゼット回避技術である吸水種子の低温処理を利用した普通育苗による7月定植-10月出荷作型に適する中晩生品種の選定を行う。
|
成果の内容・特徴 |
- 吸水種子の低温処理により、全ての品種でロゼット株の発生は認められなかった。
- 切り花品質に優れ、10月出荷に適する品種として、11品種(2005年度8品種、2006年度3品種)「つくしの雪」「つくしの薫」「サマーハート1」「サマーバイカラーパープル」「サマーキング」「ダイヤモンド」「セレモニーピーチ」「セレモニーブルーフラッシュ」「M06-24」「パレオピンク」「アートマリン」を優良品種とし、16品種(2005年度13品種、2006年度3品種)をそれに次ぐ準優良品種として選定した(表1、表2)。
|
成果の活用面・留意点 |
- 採花率の低下はブラスチング等により調査期間内に収穫に到らなかったためである。
|
図表1 |
|
カテゴリ |
育苗
カラー
栽培技術
出荷調整
低コスト
トルコギキョウ
品種
|