ラナンキュラスのメリクロン苗の塊根肥大

タイトル ラナンキュラスのメリクロン苗の塊根肥大
担当機関 宮崎総農試
研究期間 2007~2010
研究担当者
発行年度 2008
要約 11月下旬に早生系品種「ビオット」のメリクロン苗を定植すると、塊根数は生育とともに増加する。塊根の肥大は3月下旬から始まり、5月上旬以降は肥大しない。
キーワード ラナンキュラス、メリクロン苗、球根養成
背景・ねらい
    ラナンキュラスの切花栽培では、球根の供給量が不足しており早急な球根養成技術の確立が求められている。しかし、塊根の肥大過程や生理生態等について不明な点が多く研究成果も少ない。 そのため、今回はラナンキュラスのメリクロン苗からの塊根肥大状況を調査し球根養成技術の基礎資料とする。
成果の内容・特徴 11月下旬に早生系品種「ビオット」のメリクロン苗を定植すると、
  1. 塊根数は生育とともに増加し、5月上旬には1株あたり120本程度にまで増加し、その後の増加は認められない(図1)。
  2. 花蕾の除去を開始する3月上旬までは太さ2mm以下の塊根が多いが、3月下旬以降は太さ4mm以上の塊根が増え、塊根の乾物重も増加し球根が肥大し始める(図1、図2、図3)。
  3. 地上部の黄化が開始する5月上旬以降は塊根の太さ別割合はほとんど変化がない(図1)。
成果の活用面・留意点
  1. 今回の試験では、株もとから発生し肥大していく不定根1本を「塊根」、塊根のかたまりを「球根」と表現した。
  2. メリクロン苗からの球根養成に活用する。
  3. 養成した塊根は地上部が完全に黄化しかたら堀上げ、乾燥後は本圃への定植まで涼しい場所で保管する。
  4. 早生系他品種の塊根肥大過程も「ビオット」と同様の傾向を示した。
図表1 223645-1.jpg
図表2 223645-2.jpg
図表3 223645-3.jpg
図表4 223645-4.jpg
カテゴリ 乾燥 栽培技術 品種 ラナンキュラス

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