タイトル |
ハウスニガウリにおける被覆燐硝安加里肥料の植穴施肥栽培 |
担当機関 |
宮崎県総合農業試験場 |
研究期間 |
2006~2007 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2008 |
要約 |
ハウスニガウリにおいて、被覆燐硝安加里肥料(70日タイプ、40・100日タイプ混合)全量基肥で植穴施肥をすると3割減肥しても慣行栽培より収量が2割以上増加する。
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キーワード |
ハウスニガウリ、植穴施肥、被覆燐硝安加里肥料
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背景・ねらい |
近年、環境保全的な農業を目指した肥料の効率的な施用法について関心が高まっている。また、宮崎県では改良型陽熱法(施肥・畦立て後に陽熱)を薦めているが被覆燐硝安加里肥料を用いる場合、溶出の関係からこの方法がとれない。消毒後にできるだけ土壌を撹拌せずに施用する方法として植穴施肥がある。宮崎県ではキュウリにおいて、植穴施肥栽培をした場合には3割減肥しても収量が2割以上増加することを明らかにしてきた。県内ではニガウリの生産量が年々増加していることもあり、ハウスニガウリにおいて植穴施肥栽培で3割減肥時の効果を確認する。
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成果の内容・特徴 |
- 被覆燐硝安加里肥料を用い、植穴施肥栽培で全量を基肥として施用した場合には3割減肥しても、ニガウリの総収量・上物収量は、慣行栽培よりも多くなる。70日タイプ単用と、40・100日タイプ混合を用いると慣行栽培よりも2割以上増収する。ただし、全面全層施肥で3割減肥した場合には慣行栽培よりも減収する(表1、図2)。
- 栽培終了時の生重は県慣行よりも植穴施肥を行った方が重く、生育が良い(データ略)。
- 被覆燐硝安加里肥料の全窒素溶出率が80%に達するのに要した日数は、40日、70日、100日タイプそれぞれ約70日、約80日、約120日である(図1)。平均地温(15cm)は10月は24℃、11月は20℃、12月・1月は19℃、2月は20℃、3月は21℃である(図2)。
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成果の活用面・留意点 |
- 植穴施肥は定植時に行う。ポットが入りきるくらいの直径で、深さ約15cmの植穴を掘り被覆燐硝安加里肥料を施肥した後、数センチ攪拌し、肥料が土壌と接触するようにする。
- 被覆燐硝安加里肥料の植穴施肥量は株間80cm、畦間140cmの圃場で約224g/株。
- 栽培期間に応じたロング肥料のタイプの使い分けが必要である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
肥料
きゅうり
栽培技術
施肥
にがうり
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